息を使うことは「自分と向き合う時間」

マインド

こんにちは^^
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
最近、練習をしている中で『呼吸って大事だな』と改めて感じる瞬間がありました。
フルートは音を奏でるだけでなく、呼吸そのものと向き合える楽器。
今日はそんなお話をしてみたいと思います。

息を使うことは、ただの「演奏」以上のもの

フルートを吹くとき、私たちは自然と深い呼吸をしています。
これは単に音を出すためのものではなく、身体の内側を整える大切な時間でもあるのです。

楽譜を目で追い、頭で考え、指を動かし、息を流す。
この一連の流れは脳や体に幅広い刺激を与えます。脳神経内科医師の先生が書かれた「フルートと脳のおはなし」という本にも、呼吸や指の動きが脳に良い影響をもたらすことが書かれていて、とても興味深い内容でした。
(興味のある方は、手に取ってみても面白いと思います^^)

フルートと脳のおはなし本

「楽器を吹く」という行為の中に、心と体を健やかに保つヒントが隠れているのです。

私にとっての「呼吸のリセット」

私自身、子育てや仕事に追われていると、浅い呼吸になっていることが多いのですが、
楽器を構えて息を吸うと「いつもより深く息を吸えているな」と気づくことがあります。

音を出さなくても、深呼吸をするように息を流すだけでも、体のこわばりが少しやわらぎ、気持ちも落ち着いていきます。
演奏を終えたあとに感じる「すっきり感」は、音楽そのものの力はもちろん、
この“呼吸のリセット”も関わっているのだと思います。

息と脳と音楽の関係を、ちょっとだけ

深い呼吸をすると、自律神経が整いやすくなると言われています。
それに加えてフルートでは、呼吸に指や口の動きが組み合わさるため、脳にとっても良い刺激になります。

理論的に見れば、

  • 息を吸う → 体に酸素を送りリフレッシュ
  • 指を動かす → 脳の運動野を刺激
  • 楽譜を読む → 視覚と認知のトレーニング

つまり、フルートを吹くという一連の動作そのものが、心と体のバランスを整える「複合的な時間」になっているのです。

今日からできる“小さな工夫”

「呼吸を整えたい」「でもどうやればいいの?」と思う方もいるかもしれません。
そんなときは、ほんの短い時間でも構いません。

  • まず体の中の空気をゆっくり吐ききってから、自然に入ってくる息を感じてみる
  • ロングトーンを吹くときは、広い空間や大自然に音を響かせるようなイメージで吹いてみる
  • 床に座って足を広げ、足に沿って前屈するストレッチをしながら、深く息をしてみる(胸まわりが開きやすくなり、自然と呼吸も深まります)
開脚前屈

↑上記の画像はイメージ画像です。

これだけでも、体と心の感覚が少し変わるはずです。
「上達のため」だけでなく「自分を整えるため」にも、フルートの時間を使ってみてください。

最後に

私にとってフルートを吹くことは、音楽を学ぶだけでなく、自分自身をリセットする大切な習慣になっています。
『上手く吹けた』『今日は音が伸びた』そんな小さな喜びももちろん大切ですが、
それ以上に“呼吸を意識できた瞬間”が、私たちの心を軽くしてくれるのではないでしょうか。

フルートを通して、あなたも『自分と向き合う呼吸の時間』を見つけてみませんか?^^♪

音楽楽しむ

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