こんにちは^^
合奏やアンサンブルの中で、
「なんだか自分だけうまく吹けていない気がする」
「あの人みたいに吹けたらいいのに」
そんなふうに、
周りと比べてしまうこと、ありませんか?
本当は音楽を楽しみたいのに、
気づけば
誰かの音や演奏が気になって、
自分のことが分からなくなってしまう。
そんな瞬間もあるのではないかと思います。
比べてしまうのは、自然なこと
まずひとつ感じているのは、
周りと比べてしまうこと自体は、とても自然なこと
なのだと思います。
合奏は、
「自分ひとり」ではなく
「誰かと一緒に音をつくる」もの。
だからこそ、
周りの音がよく聴こえる人ほど、
違いにも気づきやすくなります。
「なんだか違う気がする」
と感じられるのは、
音をしっかり聴いている証拠
でもあるのだと思います。

「上手い」の正体が分からないとき
ただ、
比べてしまって苦しくなるときは、
「何が違うのか分からない」
という状態になっていることも多いように感じます。
例えば、
・あの人は音が大きくてすごい
・堂々としていてかっこいい
・なんだか聴いていて心地よい
そんなふうに感じること、ありますよね。
でもそれを
「どうやったらそうなるのか」
まで自分の中で整理できていないと、
「すごい人」と「できない自分」
という見え方になってしまうことがあります。
私自身も、学生の頃、
「この人は上手だな」と感じる人がいました。
音がよく通っていて、
流れも自然で、堂々と演奏しているように聴こえていたのを覚えています。
ただそのときは、
なぜそう感じるのかが、よく分かっていませんでした。
音色なのか、音量なのか、流れなのか——
言葉にできないまま、
「上手い人」と「自分」というふうに、
少し距離を感じて見ていたように思います。
でも後になって振り返ってみると、
・音の通り方
・無理のない息の流れ
・自然なフレーズのつながり
そういったものが重なって、
あの印象になっていたのだと感じています。
当時はそれが分からなかったからこそ、
「なんとなく違う」という印象だけが残っていたのかもしれません。

レッスンの中で感じたこと
レッスンの中でも、
似たようなお話を聞いたことがあります。
同じパートに上手な人がいて、
「どうせあの人がいるから選ばれないと思う」
と感じてしまっている、というものでした。
お話を聞いていくと、
「上手い」という印象はあるものの、
具体的にどこがどう良いのかは、まだはっきりしていない
という状態でした。
そこで、
・音の出だし
・フレーズの持っていき方
・息の使い方
など、少しずつ一緒に見ていくと、
「ここが違うのかもしれない」
というポイントが、少しずつ見えてきました。
すると、ただ「すごい」と思っていたものが、
「ちょっと自分も頑張って練習してみようかな」
と思えるようになってきました。
比べることがヒントになるとき
確かに、誰かと比べることで
「もっと上手になりたい」と思えることもあります。
それは、とても大切な気持ちだと思います。
ただ一方で、
・「あの人は上手いから」と最初から線を引いてしまうことや、
・それによって自信をなくしてしまうことは、
少しもったいないことのようにも感じています。
周りの音が聴こえているということは、
それだけ、感じ取れる力があるということ
でもあります。
だからこそ、
ただ比べるだけで終わるのではなく、
・どこが良いと感じたのか
・どんなふうに聴こえたのか
を少しずつ見ていくと、
自分を伸ばすヒントに変わっていくことがあります。

自分の音に戻ってくる
そしてもうひとつ大切にしたいのは、
最後は「自分の音」に戻ってくること。
誰かと同じように吹くことが目的ではなく、
その人の良さをヒントにしながら、
自分の音を育てていくこと。
そしてときには、
周りと比べることから少し離れて、
「音楽そのものを楽しむ」
というところに意識を戻してみるのも、
忘れないでください。^^
その積み重ねが、
少しずつ自信につながっていくはずです。

今すぐできる小さなヒント
もし今、
比べてしまって苦しくなっているとしたら、
こんなふうに考えてみるのもひとつです。
・「すごい」と思ったポイントをひとつだけ見つける
・それを言葉にしてみる(音が大きい、流れがある など)
・その中で、自分にできそうなことをひとつ試してみる
すべてを真似しようとしなくても、
ひとつだけでも取り入れてみる
それだけでも、少し変化が生まれることがあります。
そのすごい、と思ったところを自分なりに考えてみる、ということ自体が
レベルアップするためのひとつの練習になります。

おわりに
周りと比べてしまうとき、
それは
「もっと良くなりたい」と思っている証拠
なのかもしれません。
だからこそ、
その気持ちを否定するのではなく、
少しだけ視点を変えて、
ヒントとして受け取っていけたらいいですね。
音楽は、
誰かと競うものというよりも、
一緒に音を重ねていくもの。
その中で、
自分なりの音楽を見つけていく時間も、
大切にしていけたらと思います。^^


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