「お腹で支える」ってどういうこと?

フルート奏法

こんにちは^^

フルートを吹いていると、

「もっとお腹で支えて!」
「お腹を使って吹いて」

そんなふうに言われたこと、
ありませんか?

でも、「お腹で支えるって、結局どういうこと?」

と思ったことがある方も
多いのではないでしょうか。

実際、“お腹”と言われても、

・おへその辺り?
・お腹が膨らむところ?
・力を入れる場所?

人によって、
イメージしている場所も違うように思います。

よく「お腹の支え」と言われるものは、

実際には、
横隔膜の働き
とも関係しています。

横隔膜は、
肺の少し下あたりにある筋肉です。

横隔膜のイラスト

「お腹」という言葉から想像するより、
意外と上の方だと感じる方もいるかもしれません。

ただ、
身体の中は見えるわけではないので^^;

細かく考えすぎると、
逆に分からなくなってしまうこともありますよね。

なので今回は、
「どこに力を入れるか」よりも、

“どう吹くと自然に響くのか”

という感覚から、
少し考えてみたいと思います。

息を「押し出す」感覚になっていませんか?

例えば、

・音が最後まで保てない
・吹いていると苦しくなる
・音程が下がってしまう
・ビブラートが安定しない

そんなとき、実は
息を“押し出そう”としすぎている
こともあります。

頑張って吹こうとすると、

胸や肩、
上半身だけで息をコントロールしようとしてしまい、
身体全体が固くなってしまうこともあります。

すると、
息が苦しくなったり、
音がだんだん痩せてしまったりすることがあります。

フルート練習

私自身も学生時代、部活動で、

フォルテになると、
「もっと吹かなきゃ!」
と思って、

かなり力強く吹いていた時期がありました。
曲の中で盛り上がる部分でもあったりするので、気持ちが高ぶっていたということもあります(笑)

でも実際には、

音はあまり響いておらず、
ピッチもかなり高くなっていた

ことがありました。

そんなとき先生から、
「力を抜いた方が、物って自然に揺れるでしょう?」
と言われたことがあります。

例えばブランコも、力いっぱい固まって漕ぐより、

身体が自然に動いている方が、
大きく揺れる

フルート教室

ことがありますよね。

それと少し似ていて、音も、
「頑張って押し出す」より、

息や身体の流れが自然につながった方が、
響きやすくなる

ことがあるのだと、
後から少しずつ感じるようになりました。

「あたたかい息」をイメージしてみる

そんなときにおすすめなのが、
“あたたかい息”
をイメージすることです。

例えば、寒い日に手を温めるような、
「はぁー」という息。

あたたかい息イメージ

その感覚のまま、
口の形を保って吹いてみる。

すると、

意外と深く
自然に息をとろうとする感覚が感じられると思います。

「お腹で支えなきゃ」と思うあまり、
お腹に力を入れ続けてしまう方もいますが、

実際には、

息を“押す”というより、
息が自然に流れ続ける状態を探す

に近いのかもしれません。

まずはソノリテで

この感覚は、 ぜひロングトーンやソノリテの練習で
掴むようにしましょう。

曲の中で突然やろうとしても、

運指やリズム、
音程など、
考えることがたくさんあり、

どうしても
息の感覚まで意識が回らなくなりやすいからです。

だからこそまずは、

「どう息が流れると、音が響きやすいのか」を、
シンプルな音の中で感じて、覚えていくことが大切なのだと思います。

音の響きイメージ

実際、息をたくさん使おうと頑張るより、

・音が自然に響く
・音程が安定する
・息が苦しくなりにくい

そんな変化を感じる方もいます。

そして、

その“自然な息の流れ”を
身体が少しずつ覚えていくことで、

曲の中でも、
同じ感覚を使えるようになっていきます。

「支える」は、“力む”ではないのかもしれない

「支える」と聞くと、

どうしても
力を入れる
イメージになりやすいですが、

意識しすぎて無理に固めるより、

・息が止まっていないか
・音が途中で苦しくなっていないか
・響きが自然につながっているか

そういった感覚を覚えるために練習を重ねていくことも、
大切なのではないかと思います。

フルート練習

おわりに

「お腹で支える」

という言葉は、
昔からよく使われていますが、

人によって、
イメージしているものは少しずつ違うかもしれません。

だからこそ、

言葉だけで頑張ろうとするより、
実際に身体をどう使っているか
を見ていくことも、
大切なのではないでしょうか。

もし今、

頑張っているのに苦しい、
息がうまく流れない、
そんな感覚があるとしたら、

「あたたかい息」をイメージしてみることで、

力で押し出すのではなく、
自然に息が流れる感覚が、
少し見つかりやすくなるかもしれません。^^

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